20120624

「沖縄平和学習アーカイブ」公開



6/20,沖縄県庁にて「沖縄平和学習アーカイブ」の記者発表会が開催され,総合監修者の渡邉はコンテンツ解説とデモンストレーションをおこないました.記者発表会にはNHK,琉球放送など,地元メディアが多数参加しました.既にTVニュースとして放送されたものもあるようです.

沖縄平和学習アーカイブ」は,沖縄県の平成23年度事業としておこなわれたプロジェクトです.沖縄平和祈念資料館と沖縄公文書館から提供された資料や,二宮章さんが撮影された360度パノラマ写真などをGoogle Earth上に統合表示した多元的デジタルアーカイブズです.ほぼすべてのコンテンツに時間情報が付与されており,太平洋戦争をはさんだ長い期間のできごとを,時間軸上で絞り込んで閲覧することができます.

また,ARアプリの配信も予定されています.Google Earthアーカイブによる「事前学習」とARアプリによる「現地学習」の組み合わせによって,利用者に対し,沖縄戦の実相に対するより深い知識を提供することができます.

さらに「記憶のコミュニティ」醸成の一環として,地元学生を中心としたワークショップや,戦争体験者へのインタビュー活動もおこなわれています.3月のワークショップには,首都大学東京の4年生たちも参加しました.学生たちによる活動は今後も継続されていく予定です.(渡邉英徳)

20120412

「現代デザイン事典」2012年版に「ヒロシマ・アーカイブ」掲載

平凡社刊「現代デザイン事典」2012年版に「ヒロシマ・アーカイブ」が掲載されています.水越伸先生執筆「情報」の章,ARの項目です.


丁寧なキャプションも添えられています.水越伸先生,ありがとうございました.

また,日本バーチャルリアリティ学会誌第17巻1号の特集「東日本大震災を振り返って」に「災害情報伝達と震災記憶継承のための多元的デジタルアーカイブズ」を寄稿しました.これまでのアーカイブズシリーズの理論的背景をふまえて,震災後に制作したいくつかのコンテンツを紹介しています.こちらもぜひご一読ください.(渡邉英徳)

20120405

「東日本大震災アーカイブ」ARアプリに朝日新聞社提供の被災者証言を掲載しました


「東日本大震災アーカイブ」の資料を地図とARで表示するiPhone / iPad用アプリ「eARthquake 311」に,朝日新聞社から提供された被災者の方々の証言70件を掲載しました.すでに公開されているGoogle Earthバージョンとともに,東日本大震災で起こったことを深く知るために活用していただければと考えています.



東日本大震災アーカイブARアプリ「eARthquake 311」は,App Storeから無料でダウンロードできます.「東日本大震災アーカイブ」で検索してください.
関東以北の沿岸地帯では,ARモードをもちいて,現在地から20km以内の証言と写真資料を閲覧することができます.以下のスクリーンショットは,本日お台場で撮影されたものです.マーカをタッチすると,浦安付近の液状化のようすをみることができます.



「東日本大震災アーカイブ」は今後も継続的に更新していく予定です.(渡邉英徳)

20120317

アジアデジタルアート大賞展2011のようす

アジアデジタルアート大賞2011における「ヒロシマ・アーカイブ」展示のようすです。エントランス直結の絶好の展示場所を用意していただけました。iPadをもちいた「ヒロシマ・アーカイブARアプリ」の展示が人気です。少なくともコンシューマにおいては、PCの時代が終わりつつあることを実感しています。明日は午前に九州大学グラミンクリエイティブラボを訪問。午後は表彰式と受賞者トークに出演します。(渡邉英徳)






20120312

「ヒロシマ・アーカイブ」「東日本大震災アーカイブ」広島展のようす


素敵な空間になっています。Project NOW!と、地元広島のアーティストのみなさま、手伝ってくれた首都大大学院M1の助友さんに感謝。会期は3/22までです。詳細はこちら。








20120309

「ヒロシマ・アーカイブ」「東日本大震災アーカイブ」展覧会のお知らせ

博多および広島にて展覧会が開催されます.ぜひお運びいただければ幸いです.(渡邉英徳)


2011アジアデジタルアート大賞展覧会

エンターテインメント部門大賞(経済産業大臣賞)受賞作の「ヒロシマ・アーカイブ」およびiPadアプリを展示します.
  • 会期
    平成24年3月17日(土)~3月27日(火) 10:00~20:00(入館は19:30まで)
    ※3月21日は休館日 ※最終日は18時閉館(入館は17:30まで)
    3月18日(日)は会場展示調整のため、18時閉館とさせていただきます。
  • 会場
    福岡アジア美術館 企画ギャラリー
    福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階
    TEL 092-263-1100
    http://faam.city.fukuoka.lg.jp/use/use_acc.html
  • 展覧会詳細
    http://adaa.jp/2011/other/2011adaa_posterleaflet_s.pdf

Project NOW!「キヲクの再生」展

約三ヶ月間に渡る「キヲクの再生」プロジェクトの第一弾として,「ヒロシマ・アーカイブ」「東日本大震災アーカイブ」およびARアプリを展示します.会場は,地元のアーティストによってリノベーションされたビル三棟です.

20120308

MIT Community Innovators Labのサイトに,ナガサキ,ヒロシマ,東日本大震災アーカイブの記事掲載

MIT Community Innovators LabColab Radioに,ナガサキ,ヒロシマ,東日本大震災アーカイブの特集記事が掲載されています.プロジェクトの発端,コンセプト,震災発生後のミッション等について,丁寧に記述されています.ぜひご覧ください.


ドラフトは私が執筆し,エディタのAlexa Timeaus Millsさんに記事を仕上げていただきました.東京大学公共政策大学院の松浦正浩先生のご紹介によるものです.ありがとうございました.(渡邉英徳)

20120305

「東日本大震災アーカイブ」に被災者証言(朝日新聞社提供)の掲載開始


東日本大震災アーカイブ」のコンテンツとして,朝日新聞社による「いま伝えたい千人の声」から抜粋した被災者証言のマッピングを開始しました.現在,野田村からいわき市までの範囲にわたる,70名分の証言を閲覧することができます.これらには,福島第一原発近辺で収録された証言も含まれています.


すでに掲載されている写真資料やパノラマ画像,バイノーラル録音による証言資料と関連付けて閲覧することで,震災の実相についてより深く知ることができます.今後も,朝日新聞社と連携し,証言を継続的に追加していく予定です.


さらに,写真とパノラマ画像がタイムスライダー機能に対応し,撮影日時で絞り込んで閲覧することができるようになりました.下の画像は,仙台空港付近の時間経過を辿って閲覧しているようすです.その他,大槌町などで定点撮影画像が収録されています.


震災発生からもうすぐ1年が経過します.私たちは,被災地が変化していくようすを継続的にアーカイブしていきます.(渡邉英徳)

20120210

アジアデジタルアート大賞2011 エンターテインメント部門大賞(経済産業大臣賞)を受賞しました

アジアデジタルアート大賞2011にて「ヒロシマ・アーカイブ」がエンターテインメント部門大賞(経済産業大臣賞)を受賞しました.3月に受賞作品展が開催されます.

 

ヒロシマ・アーカイブの受賞歴は以下となりました.

  • アジアデジタルアート大賞2011エンターテインメント部門大賞(経済産業大臣賞)
  • eAT KANAZAWA Digital Creative Award 2012,審査員特別賞,2012
  • iPhone・iPadアプリ大賞2011,グランプリ,2011
  • Mashup Awards 7,協力企業賞(Google賞),2011
  • Yahoo!JAPANインターネットクリエイティブアワード2011 一般の部ノミネート作品,2011



20120120

審査員特別賞を受賞しました:eAT KANAZAWA Digital Creative Award 2012

ヒロシマ・アーカイブが,eAT KANAZAWA Digital Creative Award 2012にて審査員特別賞(宮田人司 賞)を受賞しました.1/27に授賞式が開催されます.


ヒロシマ・アーカイブの受賞・ノミネート歴は以下となります.
  • eAT KANAZAWA Digital Creative Award 2012,審査員特別賞,2012
  • iPhone・iPadアプリ大賞2011,グランプリ,2011
  • Mashup Awards 7,協力企業賞(Google賞),2011
  • Yahoo!JAPANインターネットクリエイティブアワード2011 一般の部ノミネート作品,2011