20111223

グランプリ受賞:iPhone・iPadアプリ大賞2011 #iiapp2011

HiroshimARchive(ヒロシマ・アーカイブARアプリ)が,iPhone・iPadアプリ大賞2011にてグランプリを受賞しました.先日のMashup Awards 7につづく受賞となります.


事前に選ばれた12組が順次プレゼン.我々は「ヒロシマ・アーカイブARアプリ」「東日本大震災アーカイブARアプリ」について説明しました.最終的に審査員の満場一致でグランプリとなったとのこと.ありがとうございます.(写真は審査員の林信行さんが撮影されたものを転載しています)
当日のプレゼンテーションのようすは以下です.


はじめて参加しましたが,まったりした楽しいコンペでした.来年,学生たちがトライしてくれることを期待しています.(渡邉英徳)

20111218

「陸前高田の一本松と皆既月蝕」(村山嘉昭さん撮影)を追加,タイムスタンプ対応:東日本大震災アーカイブ


村山嘉昭さんが12/10に撮影,ネット公開されて大きな話題となった「陸前高田の一本松と皆既月食」の写真を「東日本大震災アーカイブ」に追加しました.Facebookにて友人の谷口氏にご紹介いただき,Twitter経由で村山さんに掲載のご許可をいただいたものです.本当にありがとうございます.


東日本大震災アーカイブ」インターフェイス右上のプルダウンメニューから「Rikuzentakata-Ofunato」を選び「Yoshiaki Murayama」のアイコンをダブルクリックすると閲覧できます.なお,Google Earthのクライアントソフトでは,記事冒頭に示したような夜間表示も可能です.Web版も近日中に対応する予定です.


また,タイムスライダーをもちいて,写真の撮影日時に沿った絞り込み表示がおこなえるようになりました.これにより,3月から12月に至る被害と復旧状況の変遷をたどることができます.現在,Historical Imageryとの比較ができなくなっていますが,こちらも近日中に修正予定です.(渡邉英徳)

20111214

陸前高田の一本松の画像を追加:東日本大震災アーカイブ



津波によって壊滅した高田松原(陸前高田市)でただ一本だけ残されていた「高田の一本松」の画像を「東日本大震災アーカイブ」に追加しました。画像はYoko Gotoさん、Tsukasa Vuvu-tam Wさんからご提供いただいたもの、そしてWikipediaやニュースサイト等に掲載されていたものを利用しています。Gotoさん、Tsukasaさん、ありがとうございました。

「東日本大震災アーカイブ」は、今後も拡充していく予定です。高田の一本松をはじめ、震災前後の画像をお持ちのかたがいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。(渡邉英徳)

20111212

「ヒロシマ・アーカイブ」ARアプリ取材映像

先日「ヒロシマ・アーカイブ」ARアプリについて,東京市民テレビジョン放送の取材を受けた映像が公開されました.実演からコンセプトまで網羅した,とても丁寧な内容です.私とM2高田健介君,B4佐藤康満君が出演します.(渡邉英徳)

20111211

東日本大震災アーカイブ&ヒロシマ・アーカイブ:Mashup Awards 7での受賞報告



本日,Mashup Awards 7のFinal Stageが開催され,東日本大震災アーカイブヒロシマ・アーカイブがともに受賞しました. ありがとうございます.

  • 東日本大震災アーカイブ:優秀賞 および sinsai.info賞
  • ヒロシマ・アーカイブ:Google賞

表彰式での総評において,審査委員長から「東日本大震災アーカイブは現時点におけるマッシュアップのひとつの到達点であり,メモリアル作品として保存していきたい」との評価をいただきました.我々も「直接の被災者」ではありません.1st stage,2nd stageと通過するなかで「まだ終わっていない東日本大震災」を題材にした作品が,何らかの賞を受賞することに対する葛藤は常につきまとっていました.今回,我々の意を汲んでくださったかのような主催者,そして審査員のみなさまの采配に感謝いたします.なお,優秀賞受賞とは別枠で,「東日本大震災アーカイブ」は,今年のメモリアル作品としてウェブに掲載されるとのことです.

以下、当日のプレゼンテーションのようすです。


今回の受賞をとおして,我々のアーカイブがより多くのかたに見ていただけることを嬉しく思います.優秀賞の賞金は,サーバ維持費等最低限の費用以外は,日本赤十字社を通して被災地復興のために寄付したいと考えています.皆さん本当にありがとうございました!(渡邉英徳)

20111209

iPad版「ヒロシマ・アーカイブ」ARアプリ公開


「ヒロシマ・アーカイブ」のARアプリ,iPad版がリリースされました.App StoreからダウンロードできますiPhone版よりも画面がおおきく,資料がより閲覧しやすくなっています.また,カメラを装備したiPad 2をもちいることで,写真や証言資料のAR表示が可能です.

“HiroshimARchiveHD” - “HiroshimARchive” iPad edition - is now available in App Store.  Users can browse materials more easier than iPhone edition by iPad's giant screen. And more, AR (Augmented Reality) view is available on iPad 2 with the camera.

以下の写真は,研究室でテストしてみたようすです.

The following photograph is testing the prototype of “HiroshimARchiveHD” in our laboratory.



東日本大震災アーカイブ」のARアプリも現在,iTunes Connectで審査中です.近日中に公開される予定です.(渡邉英徳)

Our new AR Apps of “The East Japan Earthquake Archive” is under the review in iTunes Connect. They will be available in a few days. (Hidenori Watanave)

20111123

八王子原爆被爆者の会での「ヒロシマ・アーカイブ」デモンストレーション

11/20,八王子の東急スクエアにて,八王子原爆被爆者の会(八六九会)総会が開かれました.私は事務局長の上田さんにお招きいただき「ヒロシマ・アーカイブ」のデモンストレーションをおこないました.


1時間ほど時間をいただき,ナガサキ・アーカイブからヒロシマ・アーカイブに至る経緯と,実際のコンテンツを実演.八六九会からは,多数の被爆者証言をご提供いただいています.今回は,証言されたご本人の目の前でアーカイブズを実演し,同時に当時のようすを語っていただくという,貴重な機会となりました.下の画像は,証言をご覧になりながら,自身の体験談を語られている中西靖之さんご本人を撮影したものです.


7/10の発表会(広島平和記念資料館)の際の柳川良子さんとおなじく,Google Earthを用いている云々の技術はともかく,プロジェクトの主旨そのものを皆さまは瞬時にご理解され,的確な質問を投げかけて来られます.長時間に及ぶ,充実したセッションとなりました.

また,最近私たちが思い描いていた「アーカイブズを“語り部のためのコミュニケーションツール”としてもちいる」というイメージが適切であったことを確認できました.デモンストレーションが終わったのちも,例えば「黒い雨が降ったのは8月6日の何時頃だったのか」「原爆投下後,B-29はどのような経路を辿って退却していったのか」など,皆さまの間で活発な議論が交わされていました.今後も各地でワークショップを開いていきたいと思います.


終了後,有志による「原爆許すまじ」「長崎の鐘は鳴る」などのハモニカ演奏と合唱,中央大学の落語研究会による噺会がおこなわれました.素敵な時間をありがとうございました.(渡邉英徳)

20111030

「ヒロシマ・アーカイブARアプリ」取材 in お台場


お台場海浜公園にて,「ヒロシマ・アーカイブARアプリ」の取材を受けました。スタジオからはM2高田健介君,4年佐藤康満君が参加。上記は,インタビューを受ける佐藤君に,「仮想の爆心」機能をもちいて,被爆資料を重層表示したようすです。お台場は空が開けているので,視野がビル等で遮られないため,ARコンテンツの閲覧に適しています。


高田君,佐藤君とも,プロジェクト開始から8ヶ月以上を経て,発言が非常にシャープになっていて嬉しく思いました。制作そのものは勿論ですが,さまざまな人々との出会いが彼らを育ててくれたのではないでしょうか。今後の活躍にも期待しています。取材内容は東京市民テレビジョンにて,近日中にYouTubeで公開される予定です。(wtnv)

20111027

iPhone版「ヒロシマ・アーカイブ」地図+ARアプリの配信を開始しました


「ヒロシマ・アーカイブ」に収蔵されている資料を,GPS地図とAR(拡張現実)技術を用いて閲覧できるiPhoneアプリ「HiroshimARchive」を開発しました.詳細な説明はこちらをご覧ください


広島現地においては,GPS機能を用いて1945年当時の状況を知ることができます.「ARモード」に切り替えると,実際の街並みをカメラで眺めながら,資料を重層表示することができます.


広島以外の場所で「現在地に移動」する際には,いま居る場所を“仮想の爆心”として設定することができます.ふだん過ごしている街に,広島原爆の被害の規模を重ねて把握することができます.下記は,東京・お台場を“仮想の爆心”に設定したようすです.


また,位置情報付きのTwitter投稿にも対応しています.ツイートはハッシュタグ「#hiroshima0806」とジオタグを付けて投稿されます.(渡邉英徳)

20111007

iPhone ARアプリ/ iPhone AR Apps


「ヒロシマ・アーカイブ」に収蔵されている資料を,GPS地図とAR(拡張現実)技術を用いて閲覧できるiPhoneアプリ「HiroshimARchive」を開発しました。制作はほぼ完了しており,近日中にApp Storeで配信を開始する予定です。詳細はこちらをご覧ください

We developed “HiroshimARchive”that is an iPhone Apps which indicates the data of “Hiroshima Archive” by GPS map and AR technology. The distribution start of this application is carried out in a few days. More details are here.

20111005

ノミネート:Yahoo!JAPANインターネットクリエイティブアワード

Yahoo!JAPAN インターネットクリエイティブアワードに,ヒロシマ・アーカイブがノミネートされました.なお,昨年は「Nagasaki Archive」が,特別賞(Creative Hack賞)を受賞しています.受賞作品は11月下旬に発表される予定です.下記サイトからTwitterで投票もおこなえます.みなさま,ぜひ.(渡邉英徳)


20110923

広島女学院生による「平和公園碑巡り」をアーカイブ(Japanese Only)

広島女学院の生徒たちがおこなってきた「平和公園碑巡り」の取材映像をアーカイブに加えました.インターフェイス上部のチェックボックスをonにすることで表示されます.


原爆ドーム,原爆の子の像をはじめとする12の記念碑が,折り鶴のアイコンで示されています.クリックすると,各々の碑の前で生徒たちが収録した解説映像が閲覧できます.彼女らが,真摯に歴史の重みを伝えようとしているようすが伝わってきます.時折,台詞に詰まったりするあたりはご愛嬌.なお,顔の部分には,プライバシー保護のためにモザイクを掛けています.矢野一郎先生と生徒のみなさん,本当におつかれさまでした.


折り鶴のアイコンは,初期のミーティングでM2の高田健介君が提示したアイデアです.その後の議論のなかで不採用になったのですが,碑巡り動画の実装にいたって蘇ったかたちになります.いいアイデアはどこかで必ず役に立つ,ということを示す好例です.(渡邉英徳)

Exhibition at UIA2011 Tokyo (The 24th World Congress of Architecture)|世界建築家会議での展示と講演


東京国際フォーラムで開催される「世界建築家会議(UIA Tokyo 2011)」の関連イベント「デジタルアーカイブの可能性|Future of Digital Archive」にて「ヒロシマ・アーカイブ」「ナガサキ・アーカイブ」「被災地フォトオーバレイ」の展示と講演をおこないます.

We will exhibit “Hiroshima Archive”,“Nagasaki Archive” and “The Japan Earthquake Archive” in “Future of Digital Archive” that is the related event of “UIA Tokyo 2011 (The 24th World Congress of Architecture)” held in Tokyo International Forum.


20110918

Exhibition at Old Branch Office of Nippon Ginko | 旧日本銀行広島支店での展示


9/17より,旧日本銀行広島支店(被爆建物)で開催中の「絵のない絵本の展覧会2010-2020と世界一大きな絵2012展」(中国新聞記事)にて「ヒロシマ・アーカイブ」が展示されています.主催のNPOアース・アイデンティティ・プロジェクト代表,河原裕子氏のご好意によるものです.以下,転載します.

Hiroshima Archive” has been exhibited as a part of exhibition “The exhibition of picture-book without picture and the world biggest picture 2012” at Old Branch Office of Nippon Ginko (A-bombed building) by NPO Earth Identity Project. Thanks to Ms. Yuko Kawahara.


絵のない絵本の展覧会2010-2020と世界一大きな絵2012展Ⅱ
The exhibition of picture-book without picture and the world biggest picture 2012

2011. 9.17sat –10.1sat 10:00am to 18:00pm
  • 主催:特定非営利活動法人アース・アイデンティティ・プロジェクト
  • 後援:中国新聞社  広島市  外務省
  • 制作協力:首都大学東京渡邉英徳研究室 ヒロシマアーカイブ制作委員会 
  • 特別協力:NPO法人ガイア・イニシアティブ スーパネスンス株式会社
  • 協力大使館/ 領事館:アルメニア共和国大使館 大韓民国大使館 グルジア大使館 ニュージーランド大使館 バーレーン王国大使館 駐日パレスチナ常駐総代表部 ブルガリア共和国大使館 モロッコ王国大使館 ラトビア共和国大使館 (アイウエオ順)
  • 協力:各市役所教育委員会[広島市 福岡市 岡山市 京都市 大阪市 大津市] 広島平和記念資料館 広島市立基町高校創造表現コース 私立安田女子高校美術部 広島コンピューター専門学校 広島市立幼稚園園長会 山根猛生 他

開会式にはスティーブン・リーパー理事長も出席されたとのこと.素敵な展覧会になっているようです.広島においでの際は,ぜひご来場ください.(渡邉英徳)

Mr. Stephen Rieper (Hiroshima Peace Culture Foundation chairman) also had attended the opening ceremony. It seems to be a good exhibition. When you come to Hiroshima, please come also to the exhibition. (Hidenori Watanave) 

20110827

MIT石井裕先生講演内でのアーカイブズプロジェクトのご紹介|Introducing of our project in Professor Hiroshi Ishii's lecture

ことしの原爆の日,私はちょうど広島女学院でのヒロシマ・アーカイブ講演のため出張しており参加できなかったのですが,MITメディアラボ副所長の石井裕先生のご講演「311クライシス・レスポンス──エンジニアの活躍と未来展望:レジリアントな世界を構築するために」にて,ヒロシマ・アーカイブ被災地三次元フォトオーバレイをご紹介いただきました.ナガサキ・アーカイブの制作メンバー坂田さんのツイートで知ったものです.

On August 6, I could not join Professor Hiroshi Ishii (MIT Media Lab.) 's lecture -- “311 Crisis Response” in Tokyo -- because I had to make a presentation of Hiroshima Archive of memorial day. But I heard from Mr. Kouichi Sakata (a project member of Nagasaki Archive) that Prof. Ishii had introduced our “Hiroshima Archive” and “The Japan Earthquake Archive” in his lecture. I was very surprised.

以下,Tech総研のサイトより. The YouTube movie is available.


石井先生には,震災発生直後に通行実績情報マッシュアップをリツイートしていただきました.今回も,講演でのご紹介,本当にありがとうございます.(渡邉英徳)

Prof. Ishii had retweeted our “Traffic Results Information Mashup” after the East Japan Big Earthquake occurrence. I wish to express my gratitude for having introduced our project in his lecture. Thank you very much. (Hidenori Watanave)

20110826

フォーリン・プレス・センターによるニュース記事|A spacial news article by Foreign Press Center


公益財団法人フォーリン・プレス・センターによる,ナガサキ・ヒロシマアーカイブについての特集記事が公開されています.|A special news article about Nagasaki - Hiroshima Archive by Foreign Press Center is available.


先日の「核軍縮・不拡散」海外記者団取材は,フォーリン・プレス・センター経由で受けたものです.今回のニュース記事も日英併記のとても丁寧なものです.感謝いたします.(渡邉英徳)

The other day's overseas reporters interview about “Nuclear disarmament and nonproliferation” was accepted by way of Foreign Press Center. Today's news article is very polite and in a Japanese-English parallel description. I wish to express my gratitude. (Hidenori Watanave)

20110808

日本テレビ,TBSでの放映内容(Japanese only)

本日,日本テレビ「ZIP!」およびTBS「Nスタ」にて,ヒロシマ・アーカイブの特集が放映されました.

早朝に放映された「ZIP!」は,制作メンバーではなくコンテンツの紹介が中心の報道.全焼範囲の表示機能について触れるなど,驚くほど細かく,アーカイブの内容について触れていました.


一方,夕方の「Nスタ」は,制作メンバーのひとり原田さんを軸に,若者たちのたどった軌跡についての内容.文化庁メディア芸術祭のナガサキ・アーカイブ展示,制作が本格化するタイミングで発生した東日本大震災など,長期に渡った制作過程と,関わった学生,生徒たちを紹介.

先日のNHK WORLD然り,各局,それぞれ色合いが異なります.昨年の長崎放送TBSの報道を思い出します.きょうは二つのテレビ報道に「窓の杜」の記事が重なり,一時はウェブサイトに繋がりにくくなるほどのアクセスがありました.現時点で約15000ページビューです.

明日は長崎原爆の日,きょうはナガサキ・アーカイブも5000件弱のページビューを集めています.きょうで一連の報道はひと段落.今後はARアプリなど,次の展開を進めていきます.(渡邉英徳)

20110807

テレビ放映のおしらせ,Web上の反響 / TV Program and access status on the web


8/5,6日と広島出張し,署名活動のため集まった広島女学院ほかの高校生たち,そして広島女学院の原爆の日記念礼拝で講演をおこなってきました.画像は原爆の日の朝,記念式典終了後の広島平和記念公園のパノラマ写真です.朝からずっと暑かったのですが,私たちが訪れたころに天気雨となり,66年前この地に起きたことを考えさせられました.

I made a business trip on Aug.5 to 6 and lectures for students of the Hiroshima Jogakuin and others who gathered for the signature activity and commemoration service of the memorial day of the atomic bombing of Hiroshima. The image above is a panorama shot of Hiroshima Peace Memorial Park after the commemorative ceremony ended on the morning. There was a sun shower when we visited though it had been fine weather and hot since the morning. The situation made me imagine the event that had occurred in this place 66 years ago.


8/8,広島での講演とこれまでの取材内容をまとめた番組が放送されます.ぜひご覧ください.

The program that brings a lecture in Hiroshima and a current content of coverage together will be broadcast. Please watch them by all means.
  • 日本テレビ「ZIP!」/ Nippon Television“ZIP!”:6:30 AM -
  • TBS「Nスタ」/ TBS“N-sta”: 17:45 PM -

ウェブ上では8月に入ってから,おもにTwitterにおける伝播が止まらず,アクセスも急増しています.現時点で以下の数値となっています.8/6は一日で15,233ページビューに到達しました.

The spread of information in Twitter doesn't stop after August 1, and the web access has increased rapidly. Present data is shown below. 15,233 Pageview per a day was recorded in 8/6.


昨年7月に公開したナガサキ・アーカイブのこれまでの累積ページビューは435,436件に達しています.ことしもあと二日で8月9日を迎えます.(渡邉英徳)

The accumulation Pageview of Nagasaki archive reaches 435,436 since July 2010. Today is the second until the memorial day of the Nagasaki atomic bombing. (Hidenori Watanave)

20110801

“Genbaku-no-Zu” by Iri & Toshi Maruki were archived / 丸木位里,俊「原爆の図」を掲載しました


丸木美術館より「ヒロシマ・アーカイブ」向けにご提供いただいた,丸木位里,俊「原爆の図」を掲載しました.作品群は爆心地付近に浮かんでいます.

“Genbaku-no-Zu”(Paintings of Atomic Bomb) by Iri & Toshi Maruki those were offered from Maruki Museum (Maruki Gallery for The Hiroshima Panels) to us are now available in “Hiroshima Archive”. All pictures are floating near the ground zero.



現在,以下の作品が掲載されています.

The following works are available now.


貴重な作品の掲載を許可いただいた丸木美術館のみなさまに感謝いたします.(渡邉英徳)

We wish to express our gratitude for all staff of Maruki Museum and their contribution. (Hidenori Watanave)

20110730

The article was published in “Sky.it” / イタリア「Sky.it」に記事掲載



ウェブサイトの文章を良く読み込んだ上で書かれており,とても丁寧な記事です.以下に一部を和英訳して転載します.和文はある程度意訳です.

This article was written after the author read sentences of our website well, and a very polite article. It is a part of the article translated into Japanese / English as follows.

原子爆弾投下から66年の時を経た記憶を留めるために,また今年,東日本を襲った地震と津波という,もうひとつの大きな悲劇の影響を受けながら,首都大学東京の渡邉英徳准教授は,協力者たちと「ヒロシマ・アーカイブ」を立ち上げました.それは(サーロウ)節子のような被爆者の証言,空撮写真,ビデオインタビュー,世界中から寄せられた核廃絶に向けたツイートを重層し,仮想地球儀Google Earthに載せたデジタルアーカイブです.

To conserve memory, this year, on the occasion of 66th anniversary of the outbreak, and in the shadow of another great tragedy that has shaken Japan, the earthquake and tsunami in Sendai, Professor Hidenori Watanave Metropolitan University Tokyo, together with his collaborators, has launched the '"Hiroshima Archive", a digital archive based on the virtual globe Google Earth, which collects, superimposed on different levels of consultation, written testimonies of the survivors (like that mentioned above, the Setuko) aerial photographs, interviews, videos, tweets from around the world on the theme of peace and nuclear disarmament.


複数の異なる資料がデジタル化され,収蔵されています:広島平和記念資料館,広島女学院同窓会,そして八王子被爆者の会.大多数の証言は残念ながら日本語で記述されており,日本以外のユーザには読むことができませんが,約50のインタビューは英語化されています.

The digitized material comes from several sources: the museum of the Memorial for Peace, the Association Jogakuin Gaines, and Hachioji hibakusha (the survivors of the bomb). Many of the testimonies are, unfortunately, in Japanese, which reduces the possibility of interaction by visitors from Japan, but there are also some fifty interviews in English.


ヒロシマアーカイブはそもそも,昨年発表されたナガサキ・アーカイブのように,被爆者のコミュニティの記憶のシンプルなコレクションであり,過去の物語と幸運のメッセージを収集するためのプラットフォームとして制作されていました.しかし,3月11日に地震で破壊された福島原子力発電所の放射能汚染が,その使命を変えました.

The Hiroshima Archive was to be a simple collection of memories of the community of survivors in the wake of what was achieved last year for the murder of Nagasaki, a platform to collect the stories of the past and the messages of this auspicious, but the earthquake of 11 March of this year has changed the card in, re-presented the specter of contamination by radiation after the nuclear power plant in Fukushima has been damaged by the earthquake.


制作者によれば,いまやアーカイブズの使命は「過去の悲劇を当事者として学び、自らのことばで未来に伝える」ことになりました.それはまさに,人生の教訓となったのです.

The mission of the Archives has now become, in the words of the organizers, to "learn from the tragedies of the past, get involved and pass on to future generations in their own words." For the story gets really "teacher of life."

(渡邉英徳 / Hidenori Watanave)

20110729

NHK WORLDでの放送 / Broadcasting in NHK WORLD


8/3 20:00より,NHKの全世界向け放送サービス「NHK WORLD」にて,ヒロシマ・アーカイブのニュースが放映されます. / The news of the Hiroshima archive will be broadcast by worldwide broadcasting service “NHK WORLD” by NHK, on Aug.03, 20:00.
日本国内では,上記公式サイトの右上で,同時刻にストリーミング放送されます.また,番組終了後も数日間閲覧可能です.ぜひご覧ください.(渡邉英徳) / The streaming will be broadcast in the upper right of the above-mentioned official site of “NHK-WORLD” at the same time. Moreover, after the program ends, the program archive will be available for several days. Please watch this program by all means. (Hidenori Watanave)

20110723

サイト公開後のアクセス推移

ヒロシマ・アーカイブ」を正式公開してから約2週間が経ちました.現在のアクセス数は約20000PVです.
  • ウェブサイト:20,163 PV / 9,131 セッション
  • デモ動画再生:4,779 再生
昨年の「ナガサキ・アーカイブ」は,公開後にYahoo!ニュースに取り上げられたことなどから,20万PV/日を超えるなど,爆発的なアクセス数を記録しました.ただし,その分収束も早く,翌々日には落ち着いていました.

ナガサキ・アーカイブアクセス推移(公開後二週間)

母数が十倍ほど異なるので単純に比較はできませんが,今年の「ヒロシマ・アーカイブ」は公開後,朝日新聞記事などによるアクセス急増はみられましたが,その後もTwitterやTumblrなど,ソーシャルメディアによる国境を超えた伝播が着実に続いているところが特徴です.

ヒロシマ・アーカイブアクセス推移(公開後二週間)

この結果をみるに,実空間と仮想空間を連携させた「記憶のコミュニティの生成」という我々の目的が達成されていると考えられます.特に国内では震災後,Twitterが情報共有のために活用されたという世情の変化も手伝っているのではないでしょうか.現在,詳細な分析を制作メンバーの原田真喜子さんがおこなっており,9月に日本バーチャルリアリティ学会大会にて発表予定です.

以下に,世界中から寄せられたツイートの例を紹介します.

google maps hiroshima için çok güzel bi site yapmış. keşke yapmak zorunda kalmasaydı. http://t.co/lV4n37bless than a minute ago via web Favorite Retweet Reply



הארכיון של הירושימה - מצגת בעזרת גוגל מפס (כולל סרטון) י http://j.mp/qslvEiless than a minute ago via Buffer Favorite Retweet Reply



La Séquence Doc : [MASHUP G.EARTH] "Hiroshima Archive", des données dans l'espace et le temps http://fb.me/VTJAS53Bless than a minute ago via Facebook Favorite Retweet Reply



渡邉英徳先生、被爆の記憶伝承のためのヒロシマ・アーカイブの理念に敬意。私は今、大震災記憶のアーカイブの必要性を感じています。 http://bit.ly/jcSIvJ RT @hwtnv: @ishii_mit 震災後に… (cont) http://deck.ly/~fkCmoless than a minute ago via TweetDeck Favorite Retweet Reply



Hiroshima Atomic Bombing Remembered with Google Earth. History memory in the Digital Age http://t.co/hFLErwI via @frednavarroless than a minute ago via web Favorite Retweet Reply


(渡邉英徳)