20110715

「ヒロシマ・アーカイブ」ARアプリ開発中

7/10の記者発表会でも言及しましたが,現在,被爆者の証言や資料写真を実空間に重層表示可能なスマートフォン用AR(拡張現実)アプリ「HiroshimARchive」を開発中です.


Google Earthインターフェイスに表示しているkmlファイルを読み込み,カメラの画像と重ねて表示します.ただし上記はあくまでイメージで,実際にはもう少しアバウトな重層になると思われます.現在,ヒロシマ・アーカイブでは広島のストリートビュー内でフォトオーバレイアイコンを閲覧できますが,これに近いものになりそうです.

このアプリは「現地に行かないと見られない」というわけではなく,ユーザが現在居る場所を仮想的に爆心地として設定し,世界のどこの街においても「被爆の被害範囲を」体感できる機能も付加する予定です.その他,ナガサキ・アーカイブのデータの読み込み機能などについても検討を重ねています.

HiroshimARchive」は,66年前の被爆の実相を,いちどWeb空間にある「もうひとつの地球」の上で展開し,さらに実空間にフィードバックするプロジェクト.今年中には公開したいと考えています.(渡邉英徳)

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