ツイート収集＋マッピング機能を実装しました

ハッシュタグ「#nuclear」のツイートを集め，Twitterのユーザプロフィールに書かれた所在地にマッピングするシステムを実装しました．インターフェイス右上「ツイートマッピング」をチェックすると表示されます．

Twitter上に広がる，「核」に関する世界中のつぶやき，意見，思いを可視化しています．なお，公式RTされたツイートを追跡する機能も加えました．オリジナルのツイートには，爆心地から白線が引かれ，さらに，公式RTの経路は青線で示されます．コミュニケーションの網が地球を覆い，ヒロシマへとつながっていきます．正式公開時には独自のハッシュタグを設定する予定です．（渡邉英徳）

岡本太郎「明日の神話」をアーカイブに収蔵しました

岡本太郎「明日の神話」をヒロシマ・アーカイブに収蔵し，ビキニ環礁上空の3D地形に重層しました．現時点ではWeb上の画像にハイパーリンクしていますが，近日中に画集のスキャンデータに差し替える予定です．

ビキニ環礁でおこなわれた「ブラボー実験」の写真も重層されています．この実験により第五福竜丸が死の灰を浴び，乗組員が被ばくしました．

アーカイブのインターフェイス右上「視点変更」から「明日の神話」を選ぶと閲覧できます．（渡邉英徳）

被爆写真146枚のフォトオーバレイ化完了

広島平和記念資料館から提供された写真のうち，撮影位置が同定できた146枚の被爆写真のフォトオーバレイ化が完了しました．すべての写真は1945年の地図と現在の地名，Google Earth上の地形と3Dビルディングモデルから撮影場所とカメラアングル，画角を推定し，重層表示されています．

インターフェイス右上「視点変更」から，代表的な箇所にカメラを移動して閲覧できます．現時点で撮影場所がわからない十数枚についても，今後可能な限り実装していく予定です．（渡邉英徳）

試作版の進捗状況（テキサス大学のヒロシマ地図，被爆写真オーバレイなど）

ヒロシマ・アーカイブの試作は順調に進捗しています．現在，文字ベースのすべての証言のマッピングが完了し，インタビュー動画の編集作業に入っています．また，テキサス大学がWeb上で公開している被爆直後の広島地図（米軍作成）がみつかり，重層表示しました．国内の資料に比べ，解像度・精度ともにとても高い地図です．

広島平和記念資料館から提供された写真約160点のうち，140点のフォトオーバレイ化が完了しました．特に爆心地付近は写真数が多く，高密度なアーカイブが形成されています．

国泰寺のクスノキ，旧大本営（広島城跡），第一高等女学校跡などの写真も加わりました．

今後は，さまざまな資料の重層，インターフェイスデザインの検討，ウェブサイト制作，そしてTwitterと連携したコミュニケーションシステムの実装に入ります．（渡邉英徳）