20131215

講談社現代新書「データを紡いで社会につなぐ」刊行記念イベント開催

講談社現代新書「データを紡いで社会につなぐ」現在、全国の書店で好評発売中です。年明け1/9に、東浩紀さんプロデュース「ゲンロンカフェ」(五反田)にて、刊行記念イベントを開催することになりました。当日は即売会・サイン会も行う予定です。ぜひご来場ください。

渡邉英徳「データを紡いで社会につなぐ―デジタルアーカイブのつくり方」

日時:2014/01/09 (木) 19:00 - 20:30
会場:ゲンロンカフェ
   東京都西五反田1-11-9 司ビル6F
料金:前売2500円(当日3000円)
申込:http://peatix.com/event/25243

詳細:(ウェブサイトより転載)
情報アーキテクト・渡邉英徳氏は、「ヒロシマ・アーカイブ」「東日本大震災アーカイブ」などのデジタルアーカイブを地元の人々との協働により制作、注目されています。これまでに、グッドデザイン賞(復興支援賞)、第40回「日本賞」、アルスエレクトロニカなどで受賞。

11月には初の単著「データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方」(講談社現代新書)を発刊しました。データを見やすくデザイン、貴重な記録を時空を超えて伝え「記憶のコミュニティ」をつくる―そんな仕事を通して現代におけるデータのあり方を語ります。

20131208

ヒロシマ・アーカイブに17名の被爆証言を追加しました

(2014.2.11更新)ヒロシマ・アーカイブに17名の被爆証言を追加しました。



証言のご提供者は以下の通りです(敬称略・順不同).

中国新聞社「記憶を受け継ぐ」より
  • 小方澄子さん
  • 三宅敏行さん
  • 山下加代子さん
  • 石田英雄さん
  • 木村英雄・正恵さん
  • 鳥越不二夫さん
  • 国分良徳さん
  • 大野哲彦さん
  • 増野幸子・児玉豊子さん
  • 吉原ヒロエさん
  • 高品健二さん
  • 新見博三さん
  • 川崎巳代治さん
  • 木村巌さん

足立区在住被爆者の会編集「原子雲」第二集より
  • 木元武允さん

今回の更新について、中国新聞社ヒロシマ平和メディアセンターの宮崎智三様、そして東京在住の田代三紀子様にご協力いただきました。本当にありがとうございました。


  • 2月5日追記:中国新聞2月3日朝刊に「「記憶を受け継ぐ」本誌の連載を掲載 ヒロシマ・アーカイブ」と題して「ヒロシマ・アーカイブ」更新についての記事が掲載されました。
  • 2月11日追記:さらに5名分の証言を掲載しました。

20131124

講談社現代新書「データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方」発売


初の単著となる講談社現代新書「データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方」が本日発売となりました。

この本は、ツバル、ナガサキ・ヒロシマ、そして東日本大震災アーカイブなど、これまでの活動をまとめたものです。また、首都大でここ数年担当している教養科目「デザインマネジメント概論」のエピソードも登場します。冒頭から一部を引用します。

僕はずっと「データを紡いで社会につなぐ」ことについて考えてきました。本書は、そんな僕が書いた、データと社会の関わりを知るための入門書です。現代人は、常に何かのデータと関わりながら生活しています。自らの意思とは関係なく、日常生活はさまざまなデータで満ちあふれています。データをどのように捉え、どのように社会に活かしていくのか。本書が、そのヒントとなれば幸いです。

書店で見かけられましたら、ぜひ、手に取っていただければ幸いです。(wtnv)

第40回「日本賞」および2013年度グッドデザイン賞の結果発表

第40回「日本賞」および2013年度グッドデザイン賞の結果が発表されました。
以上の結果となりました。ご支援いただいた皆さまに感謝いたします。私たちは今後も活動を継続していきます。

20130923

第40回「日本賞」のファイナリストに選出されました



ヒロシマ・アーカイブ」が、第40回「日本賞」のファイナリスト(コンテンツ部門イノベイティブ・メディアカテゴリー)に選出されました。「日本賞」は、NHKが主催する教育コンテンツの国際コンクールです。コンクール概要を公式サイトより転載します。
「日本賞」は、1965(昭和40)年に、教育番組国際コンクールとしてNHKの提唱で誕生しました。以来、「世界の教育番組の質的向上と国際的な理解・協力の増進」という目的を掲げ、教育番組の発展に寄与してきました。
創設当初の目的を継承しながら、2008年に「日本賞」は大きく変わりました。デジタル放送が開始され、インターネットが普及したことにより、世界の教育現場が大きく変化しています。これに対応し、審査対象をテレビ番組だけでなく、リニアコンテンツ(テレビ、ビデオ、映画など)、ノン・リニアコンテンツ (ウェブサイト、教育ゲーム、その他双方向コンテンツ)へと広げました。
第39回「日本賞」には、世界60の国と地域の208機関より、335作品の応募がありました。これからも、高い教育効果を示し、かつ創造的な作品を広く世界中から募り、「日本賞」がメディアの枠を超えた制作者や教育関係者が集い、学び合う場となることを目指します。 
今後の予定は以下となります。本審査の結果は10/24に発表となります。
  1. 10月17〜24日 本審査、エントリー作品上映会、教育コンテンツ世界制作者会議(IPCEM)
  2. 10月24日 授賞式

20130729

国際平和シンポジウム「核兵器廃絶への道~核兵器の非人道性と被爆体験の伝承」

7/27に国際平和シンポジウム「核兵器廃絶への道~核兵器の非人道性と被爆体験の伝承」(於:広島国際会議場)が開催されました。渡邉はパネルディスカッションに登壇しました。基調講演、ゲスト講演、そしてパネリストによる充実した議論が展開されました。

Twitterによる意見収集も行ないました。パネルディスカッション直前まではそれほど賑わっていませんでしたが、スタート後には多数のツイートが寄せられました。時間が足りず、会場での議論に対して十分にフィードバックできなかったのが残念です。Ustream中継と併せてこのイベントでは初の試みとのこと、今後に活かせればと思います。

以下に渡邉のプレゼンテーション動画を掲載します。16分あります。シンポジウム全体のUsteramアーカイブは朝日新聞デジタルの公式サイトで閲覧することができます。長大ですが、聴き応えがある発表ばかりです。ぜひご覧ください。



8月6日、広島原爆の日の朝日新聞朝刊にて、2面に渡って詳細な報告記事が掲載されるとのことです。また、私のほうでもハフィントン・ポストに、感想記事をまとめてアップしたいと思います。(渡邉英徳)

20130506

「ヒロシマ・アーカイブ」に被爆証言のビデオ10件を新たに掲載しました

ヒロシマ・アーカイブ」に、広島女学院高校有志による被爆証言のインタビュー動画10件を新たに追加しました。これらのビデオは、2011~12年に掛けて収録されたものです。広島女学院高の矢野一郎先生から、DVDはかなり以前にご送付いただいていたのですが、実装作業に時間が掛かってしまいました。

ビデオ証言は、インターフェイス上のカラー写真のアイコンで表示されています。


こちらは、当時広島女学院で教鞭を執られていた森匡世さん。当時の体験談をお話くださっています。プロジェクトのFacebookページでは、同窓生の方々から「私の恩師です」というコメントを数件いただきました。長く続く広島女学院の歴史を実感します。



こちらは、田部恂子さんと赤木直美さん。女学生時代の顔写真とご証言、そして現在の動画の両方が掲載されています。このように「ヒロシマ・アーカイブ」では、時間を越えて記憶が邂逅します。ビデオ証言と文字の証言の双方を閲覧してみてください。


これまでに収録されたすべての証言動画は、以下のYouTubeプレイリストでもみることができます。ぜひご覧ください。


広島女学院高校では、2010年のプロジェクトスタート時から継続的に、証言の収集活動が続けられています。活動のようすはこちらのブログでご覧になれます。私たち「ヒロシマ・アーカイブ」制作委員会は、地元の方々と協力しながら、記憶のコミュニティを生成し、資料の拡充を続けていきます。(渡邉英徳)