20110131

進捗状況(20110131)

ヒロシマ・アーカイブ制作の進捗状況です。

石堂めぐむさん&生徒さん、広島女学院高校の生徒たちによる広島平和記念資料館取材が、1/25-27の三日間にわたって行われました。現在、それをもとにしたアーカイブ収蔵のための資料整理が行われています。また、広島女学院編纂の被爆60周年記念証言集「平和を祈る人たちへ」をアーカイブすることが可能になりました。ご尽力いただいている皆さまに御礼申し上げます。

私は2月に広島へ向かい、広島県原水爆被害者団体協議会の坪井直さんとお会いする予定です。さらに、今週から始まる第14回文化庁メディア芸術祭受賞作品展にてNagasaki Archiveが展示されます。(渡邉英徳)

「ヒロシマ・アーカイブ」キックオフワークショップ

2010年11月26日に開催された、広島女学院高校における「ヒロシマ・アーカイブ」キックオフ・ワークショップのようすを、写真家の粟根靖雄さんがブログで紹介くださっています(写真を転載させていただきました)。


高校生たちはすいすいGoogle Earthを操作していて「地球扱い」が本当にうまい。なんとなく安心します。参加意識がとても高く、今後制作していくコンテンツに向けてたくさんの貴重な意見を寄せてくれました。さらに一般の方からも多数のリクエストが。被爆直後の緑の復興のようす、被爆者・二世・三世の系譜、2010年の核兵器の実情などをデジタル地球儀上に表示。なかなか大変ですが、成果物に反映していきたいところです。


上の写真は、当日ご参加いただいたスティーブン・リーパーさんのご挨拶。アーカイブのしっかりとしたデモンストレーションははじめてご覧になったとのことで、たいへん喜んでいただけました。(渡邉英徳)

文化庁メディア芸術祭受賞作品展

Nagasaki Archive」が、第14回文化庁メディア芸術祭において審査委員会推薦作品に選ばれ、国立新美術館の受賞作品展で展示されます。先日のYahoo!Japanインターネットクリエイティブアワード2010での特別賞(Creative Hack賞)受賞に続くものです。

Nagasaki Archiveはそもそも、昨年の第13回文化庁メディア芸術祭で展示されていた「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト」(審査委員会推薦作品)をご覧になった鳥巣智行さん、大瀬良亮さんから依頼を受けてスタートしたプロジェクトです。実現に至る経緯、制作の流れについては以下、8/6に放送されたNBC長崎放送の報道で詳しく紹介されています。


きっかけとなったフェスティバルに再度入選、展示できることに、とても不思議なご縁を感じます。チームメンバー、そして制作にご協力いただいた皆さまに感謝いたします。(渡邉英徳)