被爆者MSさんの被爆証言の動画収録を、広島女学院中高の第1AV教室で行いました。
友人の中には「嫁に行くときの傷になる」ということで被爆者手帳も取得されず、よって今になって様々な後遺障害が出ても医療費の補助も受けられない方もいるそうです。
MSさんも、子どもさんを出産された時も、「子どもに障害があるのでは」と心配でたまらなかったとのこと。また、実際のお年よりも若く見えることで病院の看護士たちに「あの人本当に被爆者なん?」などとひそひそ指さされるなど、病院でさえいやな目にあってこられたそうです。
「核兵器を持つことについてどう思われますか」との質問に、「それは難しい質問ですね。日本も(核兵器を)持たないとやられますし・・・」とおっしゃっていました。
生涯で最初で最後の被爆証言を引き受けてくださったMSさん、ありがとうございました。私たちは、このような方の声を拾い上げていきます。(矢野一郎)
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