現在、アーカイブ作成に向け、資料の収集と整理が行われています。
- 被爆者の証言に関しては「平和を祈る人たちへ」に収録されたものを利用することになりました。マッピングに用いるために、広島女学院の卒業アルバムに掲載された顔写真との照合がすすめられています。各証言の長さはかなりのもので、8/6前後の行動軌跡も綴られており、Google Earth上のルートで表示できるかもしれません。
- 1945年当時の地図など、図版資料に関しては石堂めぐむさんと広島コンピュータ専門学校の生徒さんたちによって整理と一覧化がすすめられています。揃い次第、広島平和記念資料館に申請し、マッピングをスタートする予定です。
そして以下は3月の予定です。Nagasaki Archiveに対する海外記者団取材など、かなり立てこんできました。私も3/27は広島女学院へ向かいます。4月からは本格的な制作がスタートします。
- 3/19 海外プレス(十カ国)による取材
南アフリカ、インドネシア、チリ、アラブ首長国連邦、トルコ、メキシコ、ポーランド、モンゴル、エジプト、リベリアからの外務省招聘記者団に「Nagasaki Archive」および「Hiroshima Archive」に関して取材を受けます。私と鳥巣智行さんが応対。TV取材予定が入っています。
- 3/24 首都大チームキックオフミーティング
首都大の制作チーム(新M2,M1,B4で構成)のキックオフミーティング。学生各自がアーカイブデザインのアイデアを持ち寄る予定。石堂めぐむさん、矢野一郎さん、も参加。また「日本空襲デジタルアーカイブ」設立者のMr.Bret Fiskと、Nagasaki Archive発起人の鳥巣智行さん、大瀬良亮さんもご参加予定です。TV取材予定が入っています。
- 被爆者インタビュー収録
片山昇さんへのビデオインタビューをご自宅でおこなう予定です。広島女学院高校の生徒たちによるもの。なお、このインタビューは、Nagasaki Archiveをご覧になられた、代々木病院の石井先生のご協力を得て実現したものです。御礼申し上げます。
- 3/25-6 小川美佐子さん,水野さん(交渉中),遣沢勝美さんのインタビュー収録
小川さんと遣沢さんは原爆投下前日に広島女学院高校に転校したかた、水野さんはそのお二人のことを証言し、被爆者手帳取得に助力したかた。小川さん、遣沢さんは、原爆投下前日に広島女学院に転校、翌日被爆し、命からがら北九州へ戻られた、という経歴をお持ちの「1日だけの女学院生」です。アーカイブではその足跡を可視化したいと考えています.
- 3/27 被爆者インタビュー収録、Nagasaki Archiveデモ
上野照子さん、野村久子さんへのビデオインタビュー。広島女学院にて。また「高校生平和サミット」(沖縄尚学高校、盈進中学・高校、明徳高校、広島女学院高校)の参加者対象に、Nagasaki Archiveのデモをおこないます。TV取材予定が入っています。
(渡邉英徳)
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