現在,New York Timesにて「The Aftermath in Japan」と題した被災地写真特集が掲載されています.今回私たちは,日本国内の報道ではみられない強いメッセージを持つこれらの写真のうち,撮影場所が推定できるものについて,フォトオーバレイを作成しました.
すべての写真は,写り込んでいる地形や道路,建物などを手がかりにして,Google Earthの三次元地形に重層しました.アイコンをダブルクリックすると,被災前の風景と被災後の写真が重なりあって表示されます.Nagasaki Archive,そしてHiroshima Archiveでも同様の作業でフォトオーバレイを作成していますが,非常に手間が掛かり,心理的な重圧もたいへん大きいものです.
27日に広島女学院高校にてデモ+レクチャをおこないますが,その際に震災復興支援コンテンツとともに紹介予定です.私たちは,66年前のできごと,そして今まさに起きているできごとを,時空間上で重ねあわせながらアーカイビングを進めています.
画像はすべてNYTサーバの元ファイルにハイパーリンクして表示しています.
こちらをご覧ください(Google Earthプラグインが必要です).
今後も,撮影位置がわかる写真については随時追加する予定です.チームメンバーがリアルタイムに遭遇した災害のアーカイブ作業は,ヒロシマ・アーカイブ作成に向け,おおきな糧となるはずです.(渡邉英徳)
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